人と人との繋がりって素晴らしい 軌跡8

 

みなさんこんにちは。先週はどうにも眠気が来て、中途半端でお便りが終わってしまいどうもすいませんでした。今日は大丈夫ですからね。

 

さて、先週の土曜日、日曜日は援農に駆けつけてくれた友人達が約10名。東京、埼玉、三重、京都、飛騨小坂、一番遠い人で山口岩国よりはるばるやってきた人もいて、ほんとに賑やかで楽しい、実りある二日間になったように思います。

 

きっかけは桃畑の移転についてを農場だよりに書いたところ、それを読んだ増田君がたくさんの人に呼びかけてくれて、それで「暁生の農場がピンチなんで何とか応援に行こう!」という勢いで、何人もの人が名乗りをあげてくれまして、僕もその展開の早さに少々たじろぎましたが、「仕事をやりきろうなんてあまり力まないで、遊びに来るつもりで、温泉旅行にでも行くつもりで(我が家から車で3分のところに見晴らし最高の温泉があるんですよ)きてください」と呼びかけて、当日に至ったのでした。

 

5日の昼ぐらいから、やけに宅配便の方がやってきます。それで、なにがとどいたのかな?と、箱を開けると、今回はこれなかったけど贈り物するからねという趣旨で、ケーキやら、アンパンやらみかんやらが、あちこちから送られてきます。増田君とは共通の友達がたくさんいるので、増田君がメールを送った人たちからここに集まった人たちに激励の気持ちを込めて贈ってきてくれたのでした。

 

6日の昼、小さな我が家の、食卓兼勉強室兼居間の部屋にみんなが集まり、知らない人同士もいるので自己紹介などもやり、その後われらは畑にくり出し、子どものいる母ちゃんチーム3人はご飯の準備となりました。

 

現場で私が作業の分担を説明し、それぞれ身にあう仕事についていきます。埼玉から来てくれた土屋さんはバックホーの経験があるとのことで桃の木の掘り起こしへ、それを軽トラへ載せて移植する畑まで運ぶのを私、運ばれてきた樹の位置を決めて方向も揃えて立てていくのを岩国から参加の植野さんとしばらく我が家に滞在してくれていた京都からきたひろみさんの女性コンビで。

 

立てられた樹の横に地中深く穴をあけて支柱を立てる役に東京からの増田君と福田君。最後に地ならしをして地面をきれいに決めていくのに三重からきた平山君。それから、飛騨小坂の森林組合で働いている三輪君には、まだ伐採しきれていないニセアカシアの大木をチェンソー使って片付けてもらいました。

 

仕事をする、とか、働く、とはいっても、みんな楽しみに来ている雰囲気があり、日ごろはなかなか体を動かさない増田氏福田氏もたまには力仕事もいいもんだなあとくたびれた顔で言い、女性二人は女性のやさしさで丁寧に樹を植えていく様がなんとも絵になり、伐採などチェンソー持たせたら誰にも負けへんでーという勢いでプロの仕事を見せてくれた三輪君や、ひとり離れた畑で黙々とオペレータをこなしてくれた土屋さん、やはり淡々と鍬で土寄せを続けてくれた平山君、ほんとにみなさんご苦労様でした。

 

何とも言えないあたたかさ

6日のうちに無事植えるだけはやりきって、そのあとみんなで温泉へ。そのあたりで雨が降り出して植えたばかりの桃の樹の根にはちょうどよかった。露天風呂で雨に打たれながら安曇・松本平の夜景を一望にして最近のお互いのことなど語り合いました。

 

その後我が家でお母さんチームが腕によりをかけた夕食。じっくり煮込んだビーフシチュー、カレーライス、植野さんと輝美が畑から摘んできた野沢菜の蕾菜と平山君が持ってきた卵(彼は職業が養鶏なのです)のサラダ、この前篠崎君が置いていった鮭のたっぷりはいった粕汁、我が家自慢の野沢菜漬と沢庵漬、お酒の好きな人はビールの栓をあけ、みんなで囲むテーブルはほんとに楽しかったですね。

 

酒が入ればあちこちから唄も飛び出し、私もギター抱えて「りんご畑のテーマ」なる持ち歌をうなり、皆に聞いていただいたのでした。宿泊は我が家に全員は泊まりきれないので、男達は私のお世話になってる三沢さんの農業倉庫の一室を使わせてもらい、(畳の部屋、布団もちゃんとある)無事全員がゆっくり寝ることもでき、おおいに助かりました。

 

二日目の朝、心配していた雨もきれいに上がり、早速畑で、支柱たてのつづき、土寄せのつづき、雨も降ったがもっと水をやろうとのことで、タンクに水をいれ軽トラで畑まで入りバケツを使って水やり、伐採のつづき等の仕事に取り掛かり、だいたい終わった所で、最後はみんなでジャガイモを植えて終わりにしました。いつもひとり黙々とやることがほとんどですが、こういう機会に出会えたこと、久しぶりだったし、貴重な時間でした。

 

それで最後には、穂高町に住んでいる順さんという方がいて、三沢さんの農場へ働きにきてる方なんですが、その方が穂高の温泉宿のチケットをロビーへ預けてあるで、「岡居の友達です」といえば入れるからいってきなといってくれたので、そのご好意に甘えて、昼食後また真昼間から温泉に入りにみんなでくりだし、そこの温泉宿で解散となりました。ママさんたちにとっても、赤ちゃん達同士を遊ばせて楽しみ、おしゃべりに花が咲き、と、ママさんたちならではのいい時間が持てたようです。

 

こんな風に、いろんな人たちが気軽に立ち寄ってくれたり、遊びに来てくれたり、仕事を手伝いに来てくれたりする中で、人と人とのつながりが生まれ、深まっていきます。

 

「お客さん」という感覚よりももっと近しい間柄。商売抜きで話ができる人たち。それこそがおぐらやま農場の宝物であるし、財産であると私は思うのです。写真はみんなでとった記念写真です。仕事の途中でお茶しましょとママサン達子ども達も勢ぞろい。

 

 

例年より10日以上春がはやく、おぐらやまの桜も今が満開。桃の花がそろそろ咲き始め、リンゴも蕾が膨らんできましたよ。さあ急いでリンゴの剪定を終わらせなくちゃ。野菜の種まきも待ってるし。それではみなさんまた来週まで、ごきげんよう!

 

なんか読んでいたら涙出てきちゃいました。こうやって力を合わせてきてくれようとする仲間たち、贈り物をおくってくれた仲間たち。こうやって「おぐらやま農場」は支えられてきたんだなあって。いつでも温かい風が吹いている農場、幸せの風が吹いている農場。そんな農場から美味しい農産物をお届けできれば最高です。

この記事は2002年4月12日、まだ私達が農場を初めて1年も経たないころのものです。(テル)

<ここのページはおぐらやま農場の軌跡8です。>

優しすぎる君の門出に贈る歌 軌跡9

 

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