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初夏の夕暮れは夢を描く時間 軌跡14

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成長に心を揺さぶられる

 

皆さんこんにちは。お元気ですか!こちらは桃の仕上げ摘果が3分の2ほどは終わりました。

 

1日ごとに桃の実が大きくなるんです。当たり前だけど。だけどほんとに成長がはっきり実感できる時と言うのは心を揺さぶられるものがあります。生命あることの証を何事にも鈍感な私にさえビリビリと感じさせてくれる。

 

そういえば我が家の横に竹林があって、何日か前から筍(たけのこ)がすごい勢いで伸びてきてます。ほっとくと庭がたちまち竹やぶになってしまうので一生懸命筍とりにいそしみます。一昨日の晩御飯で輝美の作ってくれた鶏肉と蕗と筍の味噌いためは美味しかったですよ。

 

蕗((ふき)はその辺りの土手とか空き地に勝手に生えているのをちょっと刈ってくるだけですが。初夏という季節はそういう生命活動がもっとも活発になる季節ですね。息子のふうわも今まさにそんな時。昨日までの彼とは違う彼になっている今日。昨日は伝い歩きをし、今日は立った姿勢から上手に座れるようになり、さあ明日はどうなっていくのかなあとものすごいスピードで成長している。こちらの頭がついていけてない感じ。

 

そんなわけで、畑の草もすごい勢いで伸びてきますので、果樹園では草刈、野菜畑でも草取りといそがしくなります。

 

僕達が「鳴沢の畑」と呼んでいる新しく開墾した畑には4月のはじめに援農にきてくれた人たちと植え替えをした桃の樹がありますが、ここも今はびっしりと草の海となり、株もとは手で引いて、あとは草刈機で刈りたおしています。

 

初夏の夕暮れは夢の時間

 

桃の横にはジャガイモ、サツマイモ、枝豆、ひたし豆、とうもろこしを植え付けました。この畑は全部で7反の面積(10メートル×70メートル分)があり、さらに道をはさんで隣にも使ってくださいと言われている農地(今は荒地)が3反ほどあります。桃を植えたのがまだ2反分なのであとの場所をどんな風に使っていこうかと自分なりに考え中なのですが、畑の南側が鳴沢川の土手になっていてそこへのぼると全体がよく見渡せるので、夕方仕事を終えるとよくその土手に登って、これからの設計図をああだこうだと頭の中でめぐらせるのです。

 

 

僕にとって一日の中でその時間が一番愉しいひととき、初夏の夕暮れの夢の時間。ここも毎日風景が変わっていく。草が伸びる。ジャガイモも伸びる。少しずつ畑のあちこちがきれいになる。草が刈られる。桃の樹も伸びていく。道がつく。石を拾って一箇所にかためる。薪や竹材の置き場を作る・・・・。今度はこの畑に倉庫を作ろうと思っています。どこにどうやって作るかなあ。りんごの摘果と桃の袋掛けが終わったら少し手をつけてみようと思います。

 

写真はその土手の上からのもの。薄暗くてわかりにくいかも知れませんが、右手に桃、軽トラックのある右側の手前の緑の筋がジャガイモ、その向こう側に豆、もろこしがあります。軽トラの左はまだ手のついてないところ。遠くの灯かりは穂高町の灯。夕暮れですが空も赤くは染まりません。青むらさきに暮れていくのが安曇野の夕暮れです。昼の晴天時には真正面に白馬連峰、遠くに妙高山まで一望できる山のよく見えるところです。では皆さん今日はこのへんで。また来週までごきげんよう!

 

台所育児の感想

追伸その1・・・台所育児の話をしたのは先々回。それについてこんなお返事をいただきましたので皆さんにも紹介いたします。こんな風にお返事も時々紹介したく思います。ご意見・感想などお待ちしております。
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「台所育児」・うちも稔也・今、小学校1年になりますが、4歳のときに包丁を持たせました、よく切れるやつをネ、彼もだいぶ上手にきれるようになったので、今度刃渡り15cmの本格的な包丁(1400円)をプレゼントしてやりましたヨ。

僕の子どもの頃の経験から、男子たるもの、厨房に入るべきですね・・。台所にこそ、火・水・刃物など・・人類が手にした原始的な道具の源泉がそろっているのですよね・・・。幼子たちの好奇心をそそる、魅力的な空間なんですよね・・・。ところが・・先日マッチで火をつけ、薪で飯を炊くという場面に直面した時・・・アッ!!と驚きました・・火なんかに接する機会がなかったってことにね・・

めらめら燃える炎の神秘に触れたことのない子が今、大多数なんだな・・ってことに改めて気づいたって次第です。

2002年5月31日に書いた記事です。新規就農してはじめての桃が収穫できるか?!といったところ。ひとつずつ、ひとつづつです!!

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おぐらやま農場 てるちゃん

おぐらやま農場 てるちゃん

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