手前味噌15年目 120歳まで健康に生きる道33
上の写真は、左が昨年仕込んだ味噌、右のものが3年前に仕込んだ味噌。
同じような材料で同じように仕込んだのですが、「発酵のチカラ」によって、こんなにも違いが見えます。味も香りも全く違ってきます。今晩から昨年仕込みの味噌を解禁して、しばらくは「合わせ味噌」をつかってみようと思っています。この、発酵が進んだ3年味噌は病身の方などにおすすめで、健康づくりにとてもいいとのこと。最近は娘が、晩御飯のおみそ汁作り担当なので、出来映えが楽しみです。
お味噌を自分たちでつくりはじめたのは、今年中学3年生の長男がまだ生まれる前ですので、かれこれ15年ほどになります。初めは農業をしている若手女性の会で、そして子どもが生まれてからは家族の健康を考えるママさんたちと、一緒に集まってつくるようになりました。子どもが小さいころはみんなで月に1度ぐらい集まり、子育てのことについて話したり、みんなで田んぼを作り、お米を育てたり、漬物を作ってみたりなどと新米ママさんたちでいろんなことに挑戦していました。
子ども3人ともに自宅出産でしたので、ずっとお世話になった助産師さんを中心にそんな機会が結構あったのです。改めて、うちの子どもたちはこの毎年作る「手前味噌」で育ってきたんだな、と思っています。小さなころは、事あるごとに熱を出したり、喘息になっていた長男が今では毎年皆勤賞です。昨年度は子ども3人そろって皆勤賞です。子どもたちの体調、家族の体調を見ていても「毎日の食事」ってとっても大切だと思ってます。体に与える影響はもちろんのこと、脳に与える影響、心に与える影響もとっても大きなものですね。
手作りの良さは、不必要な添加物が全くといっていいほど要らないことです。お味噌でいえば、手前味噌は半年~1年間かけてじっくりと発酵させていきますが、大会社の味噌のなかには製造コストを追求し1か月ぐらいで発酵を終えてしまい化学調味料で味付けされるものもあります。 そして、みんなで作るお味噌作りの時間は、ママさんたちで1年に一度近況をおしゃべりしたり、これからの人生について語ったりするいい時間です。みんなでおばあちゃんになってもつくろうねと楽しんでいます【2016年4月号ニュースレター】テルミ
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