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桃の剪定と花芽落とし、無事終了。(3月2日)

2月21日に桃の剪定と花芽落しが無事終了です。桃はこのあたりでは3月上~中旬頃から蕾(つぼみ)がジワジワと膨らみ始めます。

 

桃農家ではどこでも、膨らんできた蕾の数を減らす為に「摘蕾(てきらい)作業」をするのが一般的なのですが、道法スタイルからみたら(つまり植物ホルモンの流れに着目して果樹の喜ぶことは何かとみていくと)、花芽が膨らみ蕾になってしまってから摘蕾作業をするのではタイミングとしてすでに時遅し。

 

サイトカイニンという花を咲かせるホルモンが、春の到来と共に完全に動き出してから蕾を取ると、取られた場所にもう一度花をつけようとして貴重なサイトカイニンを中途半端な花芽形成に使いはじめます。

 

もちろんそれは4月中~下旬の開花に間に合わないので桃にとっては全くの無駄仕事。人間は良かれと思って摘蕾を一生懸命やるのですが、植物ホルモンの観点から見ていくと、無駄なホルモンを使わせて肝心要の開花・受粉に回るホルモンが少なくなってしまい、全く桃の為になってなかったりします。

 

花芽がまだ動き出さず寝ている2月のうちに落としておくと3月になって樹が冬眠から起きたとき、最初から花芽の数はこんなものだよねと桃の樹が認識してくれるので、マレーシアメンバーも総動員で入ってもらいました。

 

下段の左が花芽落し前、右が落とした後。わかりますでしょうか?

花芽落し前

が落とした後

 

梨・りんごと今年は開花が早そうですから、剪定作業と花芽落しが遅れないよう気がはやります。(アキオ)

 

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