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広島研修2日目・豊島にて(10月23日)

私にとって3度目の、広島での道法スタイル講習会です。

今回の座学は「農業を経済学の視点で紐解く」。

私の勝手なタイトル付けですが・・・。

これからの農業は、これまでの農学を基準に考えると必ず行き詰まる。

経済学を基準に組み立てて行かなければ、農業者として生き残ることは難しい。

肥料が作物を育てる発想では、無から有を生み出す農業の本質・強みが発揮出来ない。

チッ素分は植物を元気にし収量面でプラスに働くように見えるが、同時に様々なマイナスを引き起こしている。

(沢山ありすぎるし、道法スタイル講習会の核心でもあるので割愛)

講習会の最後に、新規就農みかん農家として独立している若手農業者が語ったセリフに場の一同は、

見事に嵌められる手口の鮮やかさに驚き、やるせない思いを背負いこむことになりました。

道法さんはコレを「農業版オレオレ詐欺じゃのう」とため息をつき、同じく講習会に参加していた大学の経済学の先生は

「鎌倉室町時代に年貢取立てで、農民を生かさず殺さずで搾取していた地頭(じとう)商法だね」と呟いた。

以下、彼が現地で〇〇より指導されている内容。

もちろん彼はそんなことには目もくれず、道法スタイルの研鑽を積んでいます。

○○が何かは皆さん想像してみてください。
————
近年の〇〇の柑橘指導ですが、従来は

①生長させるために肥料をばんばん入れろ→硝酸体窒素で害虫問題や病気発生

②当然、何度も農薬散布

③今年の果実を大きくするために、出てきた徒長枝や夏芽を切れ(無駄な?枝を出させると果実が大きくならないから)

→次年度の芽がなくなる、

小枝と小さな花芽ばかりになり、?よい結果枝と良い花芽が成長しない。?

④良い枝と花芽が無いので、堆肥と石灰で肥料の効きをよくしろ→①に戻る??

(生長させたいのか?させたくないのか?どっちなの?)

最近は上記のループにプラスして、

⑤(秋肥過多で植物体内のジベレリン多すぎて、みかんの熟度色付きが進まないために)

9月熟期促進(老化)のためフィガロン乳剤(植物成長調節剤)を投入→木が弱る。

(6月に間引き摘果として使うことも奨励 )

⑥木が弱ることで発生する中晩柑の水腐れ病防止のためジベレリン液剤散布(老化防止)を奨励、

⑦収穫後に尿素の葉面散布する際は花芽を着けさせるためにジベレリン液剤の混入を勧める。

(重ね重ね、元気にしたいのか? 弱らせたいのか? どっちなの???)

このように最近は肥料や農薬で解決できない矛盾を、ホルモン剤を過度に使うことでバランスを保とうとするあまり、

農家から肥料、農薬、化学ホルモン剤を買わせ続ける(搾取し続ける)

無限ループ??が出来上がっています。

———
これが、これまでの農学で〇〇が農家に提示できる限界なのです。まさか意図的に・・・とは思いたくないけれど。

①から⑦までを良かれと思ってやればやるほど、経済学として常にマイナス(負債)を生み続けていることに、

農業者自身が気づかなければならない。

実は①?⑦まで、全て必要なくて、

やらない方が品質も収量も良くなると言われて、信じられる人がどれくらいいるかな?

もちろん営農上の経済学でマイナスのみならず、

①?⑦を繰り返して生産された農産物が世に出まわり消費されることで、

☆人間の健康保持に対してのマイナス

☆土壌や水質など環境保持へのマイナス

☆今日は敢えて踏み込んで言葉にしますが、地頭と百姓のような「支配と被支配」

の関係性になってしまうことがあるとしたら、

健全なコミュニティ作りや幸せを実感できる人間関係にとっても決定的なマイナスを生み出しているのだと思います。

ちょっと言い過ぎました。

今回の広島研修も深い気づきと発見があり、

志しを持って農業に取り組もうとする沢山の農業者との得難い交流が出来たと思います。

道法スタイル講習会の企画運営に携わる皆さんの思いと尽力の継続に心から感謝致します。

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おぐらやま農場 松村暁生

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