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☆ 南信中川村・ラポムレでの剪定講習(12月9日)

大阪から南信中川村に移住、中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷の山あいに新規就農して、

りんごや梨の栽培に取組む石川さん夫妻は道法スタイルを共に学ぶ仲間です。

今日は園地に呼ばれて剪定講習の1日。梨やりんごの剪定作業、耕作放棄園地の再生計画などがお題でした。

農園の屋号は「ラポムレ」。

フランス語でりんご園という意味だそうで、輸入ワインの業界で働いていた石川さん夫妻らしいネーミングです。

二人が新規就農する過程の様々を相談受けるのですが、

話を聞かせてもらって僕が一番辛いのは、

道法スタイルなど地元の方と違う栽培方法を実践することに地元の方から好意的なレスポンスが殆どないこと。

人とちがう事をやる事に立ち起こる拒否反応。

自分の事ならそれら覚悟の上なので迷いも何もないのですが、

若い彼らが地元の中へ溶け込もうとがんばっているのに、なかなか理解されない状況は、

自分が新規就農してきた当初の記憶がフラッシュバックしてきたりで、

道法スタイルに取組むことでこんな思いをさせてしまうことに、思わず泣きそうになるのです。

安曇野でこんな風にやっている人がいると言ったら、「それならあづみへ行けば」と言われてしまったと苦笑している2人。

話を聞いていた私が1人憤慨しておりました。

結果が出てくれば、周りの見る目も変わって来ます。

まだ始めて1〜2年では理解されなくてある意味当然です。

まだまだ認知度がないのは現実です。

でもそんな様々を丸ごと受け止めて、毎日を軽やかに楽しんでいる彼らの底抜けの明るさは本当に頼もしい。

過疎が進むこの地域に骨を埋める覚悟で移住し農園を始めた彼らの、地に足をつけた歩みは、

きっと近い未来に花開き、果実を実らせるはず。

南信中川村のラポムレも無肥料栽培の実践をはじめています。

今年の梨りんごは終了したようですが、来年以降も皆さまどうぞよろしくお願い致します。

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