「剪定合宿の効用」2022年2月2日
今シーズンも剪定合宿と名付けて、道法スタイルの果樹剪定作業を実際に練習・体得する機会として、希望者を受け入れています。
朝8時から夕方5時まで連続5日間を参加できる方が対象ということですが、参加希望の方がおられるので今冬もスタートしています。
1月31日からの第1週は長野市から1名、山形県から1名の参加あり、
レクチャ―と実践の連続ですが、参加者の熱意をヒシヒシと感じ、この技術を身につけてもらえる人が増えていくことが、とても嬉しいのです。
私が初めて道法さんの提唱する農法に触れたのは5年半前の9月終わりですが、
その時はセミナー参加で話を聞かせてもらったことと、道法さんが実演してくれたりんご園での剪定を30分ほど見ただけでした。
その内容に大きな衝撃を受けて、おぐらやま農場の果樹園でも全面的に変化させていくことを決意するのですが、
実際にノウハウを教えてもらったのは翌年1月の長野市松代での剪定合宿だったのです。
5日連続で長野市まで通い、あんずの樹・りんごの樹を題材に植物ホルモンが活性化する樹形の整え方を繰り返し教わりました。
終わるころには、かなり自信をもってハサミ・ノコギリを動かせるようになっていました。
話を聞くだけではなかなかすぐに実践までは難しいのですが、自分の頭で考え、自分の手を動かして、
やってみたところを確認してもらって、繰り返していくことで体得したことは本当に一生の財産といってもよい内容だったと思います。
僕自身の5年前の体験が、昨年から始めた剪定合宿の原点です。
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