信州安曇野・道法スタイル学習会 【2019年度】 3月~12月
Contents
< 2019年度 信州安曇野・道法スタイル学習会 要綱 >
*毎月定例。基本的には第2日曜日の開催。第1回は3月3日です。1月と2月は休会。年間10回開催。
*参加費 各回3,000円。 昼食は各自で持参下さい。
*日程(案) 午前10時~座学 12時半~昼食 13時半~実習 16時半~17時を目途に解散。
*座学では、道法スタイルの解説、実践例の紹介、参加者持込みの課題検討、質疑応答など。
*実習では、その季節ごとの実務作業を道法スタイルで実習します。道法スタイルは、果樹・野菜・稲作など作物全般に応用する技術ですので、可能な限り多品目実習を準備します。荒天時は実習中止の可能性あり。
*会場は、おぐらやま農場(安曇野市三郷小倉6251-2)ですが、近隣圃場で実習することもあります。
< 学習会の進め方 >
@松村は道法スタイル案内人として、この学習会(ワークショップ)進行の手助けをします。
@ただ話を聞くだけでなく、内容を自分のものにし現場で使える技術にするために、参加者みんなで作り上げるワークショップを目指します。参加者が発言しやすいスタイルを模索しながら進めますので、積極的にテーマに参加して下さい。
@「理論は現象の後追いである。(ピーター・ドラッガー)」
目の前にある事象現象の観察眼を養っていくワークショップを作っていきたいと思います。
一つ一つの理論と現象が合致しているのかを検証していく学習会です。
@年間10回開催を予定しています。10回トータルで1セットになるように、その都度テーマを設定する予定です。(詳細は下記の通り)
日常的に道法さんのセミナーで語られる内容は、分野も広く内容も深いことを短時間に凝縮してやっているので、それを10回に分けて一つ一つを噛み砕いて行こう、大事なことは何度も確認しながら落とし込んで行こう、というのが安曇野で定期開催していく理由です。
@そして道法スタイルを学ぶ仲間が無肥料栽培の圃場で結果が出てくるようになれば、農産物販売などでも力を合わせていくコミュニティを形にしていきたいと思います。
@このワークショップの最終目的は、道法スタイル・無肥料栽培の農業の実践を幸せな地域作りに最大限活用することです。
<10回通して参加予約される通年会員さん>
*10回通して参加予約される通年会員さんには特典があります。(通年会員全10回30,000円)
特典1@道法スタイルの講義や実習の様子の動画をログインして閲覧できますので、参加できなかった回の学習・様子もご覧になれます。
特典2@学習会の実習圃場で収穫した野菜のお土産付き。(ちょっとしたお土産程度)(収穫野菜がない時はありません)
特典3@学習会の実習圃場とは別に、個人用圃場を希望の方には家庭菜園として50㎡程度提供できます。(別途年間3,000円)
*動画で学ぶこともできますので、年度の途中からでも参加可能です。
< 学習会予定 >
内容はその都度最善を期して、変更される場合があります。
第1回・3月3日(日)
☆座学
テーマ:
「なぜ無肥料栽培が必要とされているのか」
「窒素肥料とは何か」
「窒素肥料が引き起こす6つの諸問題」
「無肥料栽培のための、植物ホルモンの基礎知識」
☆実習課題
「りんご・桃・梨などの落葉果樹の剪定について」
通常ではいらない枝として切除される徒長枝を結果母枝として利用していく「切上げ剪定」の実際について、おぐらやま農場の現場で実習します。植物ホルモンが活性化するコツを一つ一つ押さえていきたいと思います。
第2回・4月14日(日)
第2回学習会での桃の苗木植えの様子です。
☆座学 テーマ:
「植物ホルモンの相互作用と無肥料栽培への生かし方」
「無肥料栽培のための、植物ホルモンの基礎知識・復習」
「植物ホルモンの相互作用」
「果樹の発芽・展葉・開花・結実・果実肥大などのステージ毎に働いているホルモン」
☆実習課題
「植物ホルモンが活性化する、桃・りんごの果樹苗木定植の実際」
果樹苗木の定植方法も道法スタイルで見ていくとかなり常識と違いますので、その一つ一つを皆さんと現場で苗木を植えながら確認していきたいと思います。
当日の会場は、「安曇野市三郷小倉多目的研修集会施設の小会議室」集合となります。
第3回・5月12日(日)
☆座学
「農業成功のための、三種の神器を手に入れよう」
「これまでの農学3種の神器、日当たり・風通し・土づくり」
「未来農学・道法スタイルの3種の神器、垂直に立てる・先端を1本に・かん水コントロール」
「なぜ3種の神器が間違いだらけになったのか」
「クエン酸回路と呼吸作用について」
☆実習課題
「各種野菜種まき・育苗の実際」
「りんご接ぎ木による苗木養成」など
春が本番で種まき・定植等が本格化する季節です。道法スタイル実習圃場に作付けするものをどんどん種まき・定植していきます。皆さんの勉強になるようタイプの違うもの数種類の作物を手掛けていきたいと思います。
当日の会場は、「安曇野市三郷小倉多目的研修集会施設の小会議室」集合となります。
第4回・6月9日(日)
☆座学
「実は道法スタイルの神髄。夏季の新梢管理がなぜ必要なのか」
「冬の剪定ではすでに手遅れ。夏枝の整理によって来年の結果母枝を充実させる」
「摘果作業を植物ホルモン活性化の観点で見ていくと」
「無肥料栽培の様々な現場で植物ホルモンを活性化させる方法(野菜各種)如何に垂直に立てるか」
「農作業点数表」
☆実習
「果樹園の夏枝の整理。座学の内容を畑で実践」
果樹園は摘果作業の最繁忙期。落とす実・残す実の判断基準も植物ホルモン活性の観点で見ていきます。野菜畑では各種野菜の支柱立てや結束作業も実際にやってみます。
当日の会場は、「安曇野市三郷小倉多目的研修集会施設の小会議室」集合となります。
第4回道法スタイル学習回の様子は、
こちらの記事をご覧ください。
常識はずれのイチゴの垂直仕立てです。
他の野菜やどうでしょうか?
第5回・7月14日(日)
☆座学
「かん水コントロール。道法スタイルでは水分確保が絶対条件」
「呼吸作用とクエン酸回路について復習」
「水不足が作物にどう影響するか」
「水の過不足を判断するために」
「夏期の暑熱ストレスと植物ホルモン」
☆実習
「かん水チューブ・ホース等で実際にかん水してみる」
梅雨明けの盛夏に向けてかん水の準備が不可欠です。
野菜圃場・果樹園で実際にやってみます。 野菜畑での結束作業・桃袋掛け作業なども体験で少しやってみましょう。
当日の会場は、「安曇野市三郷小倉多目的研修集会施設の小会議室」集合となります。
第6回・8月11日(日)
毎月第2日曜日に有志で集まって、
開催してきた安曇野学習会ですが、
8月11日分のみ諸事情重なり中止とさせていただきます。
楽しみにしてくれていた皆様、
こちらの力不足で申し訳ありません。
桃収穫の最盛期にぶつかっていたので
どうするかと思案しておりましたが、
これだけ猛暑が重なると、
真夏の灌水に動き回ることになり、
又開催時間帯は外に出ることも
憚られるほどの熱気です。
今月は、8月25日に道法さんが来られての
農業セミナー開催もありますので、
8月11日の学習会は中止と致します。
年間で申し込まれた方など、
代替えは来年1月にやる予定です。
8月25日に、道法さんが来られての、
安曇野地球宿さんとおぐらやま農場を会場にして
開催するセミナーについては下記リンクよりご確認ください。
https://pro.form-mailer.jp/lp/0dff4bd9162539
それでは、暑い夏だとは思いますが、
皆様もご自愛ください。
また9月にお会いできるのことを楽しみにしています。
次回は、9月8日の予定です。
松村暁生
P.S. 道法スタイルで育てた桃が最盛期を迎えています。
よかったら味わってみてください。
https://www.ogurayamashop.com/category/31/
第7回・9月8日(日)
座学テーマ 「植物の性質・本質を探る」
その1
# 動かない植物が生きていくためのしくみ
# 光合成とは何か
# 光エネルギーを化学エネルギーに変換する
# 作物の中で水はどのように動くのか
実習課題
@毎回みんなで成長の経過観察をしている田んぼ、桃の苗木、
ブルーベリー畑に加えて、収穫真っ最中の梨畑で実りの状況を確認しましょう。
@植物ホルモンがどのように働き、変化しているのかを
みんなの目で確かめていきます。
@桃の芽接ぎの時期です。品種更新や苗木養成に必要な実技を習得しましょう。
第8回・10月13日(日)
台風のため中止となります。また来月をお楽しみにお待ち下さい。
第9回・11月10日(日)
座学テーマ
☆植物ホルモンが活性化する栽培方法
☆植物を水柱として活性化する
☆肥料・農薬に頼らない栽培体系を支えるもの
☆販売について
☆参加者のレポート発表 など
実習課題
☆りんごの収穫
☆桃の剪定
☆台木作り など
第10回(2019年最終回)・12月8日(日)
@座学テーマ 「作物は肥料でなくホルモンで動く」
☆タネの発芽も、発根、枝葉の伸長、開花結実も全て植物ホルモンが動かしていた。
☆肥料で作物をコントロールしようとすることで無理が起きる。
☆高品質と生産量を両立する為の切り上げ剪定のコツ。
☆早期成園化の為の切り上げ剪定のコツ。 「りんご、桃などの低農薬栽培成功への道筋」
☆「無肥料」こそ成功への最短距離。
☆農薬使用のイロハ。農薬の必要ない栽培を目指すからこそ、農薬の本質を理解しよう。
☆おぐらやま農場の防除暦をまな板の上の鯉にして。
☆1年のまとめと、質疑応答。
@実習課題
☆りんご・桃・ブルーベリーの剪定 前回は皆さんに実際にやってもらうところまでできなかったので、今回は担当の木を決めて、実技を身につけてもらう所まで進めたいと思います。剪定ハサミ、ノコギリを持参下さい。
☆剪定ハサミ、ノコギリ、チェンソーの手入れと刃研ぎ を実際にやってみましょう。
☆日没早いので、4時半を目安に終了予定です。
<道法スタイル学習会に向けてのあいさつ>
無肥料栽培・植物ホルモン・切上げ剪定などのキーワードで近年農業界に革命を起こしている道法正徳さんは広島の柑橘農家。「道法スタイル」という呼称で独自の農業理論を提唱しておられます。
松村は3年ほど前からすっかりその理論と実際の虜になってしまい、長野県内や近県に道法さんがセミナー等で来られると知れば、すぐに飛んで行って話をきき、質問し、安曇野でのセミナーも3回ほど開いて、おぐらやま農場の現場を何度も見てもらいました。
何がそんなに魅力かというと、無肥料栽培についての答えがすべてそこに揃っているからでした。安曇野は皆さんご存知の通り「名水の里」。地下湧水そのものがブランドになっていますし、それを利用した山葵(わさび)田は全国に有名です。
稲作・果樹・野菜栽培なども、豊かで上質な水資源に負うところ大きく、安曇野の自然環境を護っていくということは、安曇野の水資源を護ることとほぼ同義語であります。そして現在、美しい水を危機に晒しているのが農地に使われるチッソ肥料です。
おぐらやま農場では10年以上前から、自然環境を護る農業、そして農産物に本物の価値を醸成すべく、農地に肥料を使わない「無肥料栽培」に取り組んできましたが、この道法スタイルに出会ってからの進展は目を瞠るものがあります。
道法さんにお願いして、自前で道法スタイルの学習会を開けないか、希望者が集まって勉強する会を安曇野で開催したいと相談してきた結果、松村が「道法スタイル案内人」として、学習会を主宰していくことになりました。
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