りんご狩り会員さまへの想い、ありがとうリカさん。
りんご狩りの皆さんをお迎えしました。
4年ほど前からりんご狩りに毎年来て下さり、
くだもの年間コースも毎月ずっとお届けさせてもらっていたリカさんの、
元同僚の方たちと、旦那さまのノブさん。
リカさんは先月、病気で亡くなられました。
病気の事は以前から知らされていたので私も心の準備はありましたが、
いつも笑顔の絶えない方でしたので、
まさかこんなに早くという思いでいっぱいでした。
その後旦那さまのノブさんから、
東京から来る友達を連れてりんご狩りに行きたいですと連絡をいただいて、
本当に嬉しかったのです。
元同僚の方を連れてリカさんの大好きだったりんご狩りに来てくれるのですから、
きっとリカさんの魂も一緒におぐらやまのりんご畑へ飛んで来てくれるだろうな。
それなら、みんなにりんごを取ってもらっているうちに、
空に向かってリカさんに生前の御礼をゆっくり挨拶できるかなと楽しみにしていたら
私の左手にそっと赤トンボが止まりました。
そういえばさっきお友達の皆さんが、
赤トンボがノブさんの肩に止まってなかなか離れないので、
あのトンボは絶対リカさんだよねって言ってた事を思い出して。
ああ、今年もりんご畑へ来てくれてありがとうございました。
さっき皆さんに、リカさんきっと湿っぽいの好きじゃないだろうから、
今日は楽しくりんご狩りして、
リカさんとの楽しかった事を振り返って感謝の思いを偲ぶ時間にしたいですねって
お話したの聞いてましたか?
おぐらやま農場を色々な形で応援してくださって、
本当にありがとうございました。
私たちが取り組んでいる農場の事を周りの皆さんに紹介してくれたり、
年間コースでお届けした果物に気持ちのこもったコメントを沢山もらいました。
無肥料栽培学習会のテキスト英訳にも意欲を持って関わってもらい、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
外国から農業を学びに来る若者たちは大きな恩恵を受けていますよ。
今日初めておぐらやま農場に来てくれたお友達の皆さんも、
とても喜んでくれてます。
リカさんがここのりんごが一番爽やかに食べられると評価してくれたふじりんごの味を、
今日はみんなが楽しんでくれてます。
そんな事をツラツラと、左手に止まっている赤トンボの大きな目をじっと見ながら、
お話していました。
おそらく1分ほどはじっとしていてくれたので、
ゆっくり写真撮影まで出来て、ありがとうございましたと御礼させてもらったら、
またふわりと飛び立って行きました。
魂が身体を離れて一つの命が終われば、
もう言葉を交わしたりメールでやり取りも出来ないのですが、
魂に語りかけてみればきっとまた、
トンボになったり風や星になったりしているその人に会えるような気がしています。
(秋川さんの歌で有名な「千の風になって」が大好きです。)
ノブさん、皆さんを連れてりんご畑に来てくれて本当にありがとうございました。
(アキオ)
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