道法スタイルは林業界にも革命を起こす!
柳沢林業という民間の林業会社が松本市にあります。
なんと林業会社の社員研修で道法正徳さんを呼んでセミナーをするという、
かなり思いきったことを社長の原薫さんが決断されました。
林業の現場で道法スタイルがどのような展開を見せてくれるのか興味津々の1日だった訳ですが、
懇親会まで終わった今、
道法スタイルは果樹や野菜栽培の現場で使われるものという常識を完全に吹き飛ばし、
昔古来からの山仕事の当たり前を、
大きく変えていく可能性に満ち満ちていることがわかりました。
例えば、初期生育時の少しの手入れが、
その後の発育を大きく変えることができる。
果樹園で検証されてきた事を育林現場で。
通常カラマツ植林後に7年間は下草刈りに毎年入らなければならない
(夏草に負けないくらい育つのに7年かかる) ところを、
3年で同じ大きさにする方法があるなら、
育林期間の短縮と人件費削減が同時に成り立つ。
「今植えたこの木が、切り倒されて使われる頃には、ここにいる誰も生きちゃいない」と、
真顔で言われる林業会社の皆さんの言葉には、
この仕事で何がなんでもキャッシュを生み出していくというオーラが全く感じられない。
否定してる訳でなくて。
これは果樹園主の私から見れば、
ベースから違うモノを感じる訳ですが、
それだけスパン長く長期的視野で見ていく仕事なのでしょう。
だからこそ、今目の前にあるカラマツの苗木と真正面から対峙してほしい。
カラマツの木が何を求めているのか、
その集合体である森林づくり技術をどう革新していくのか。
社員の皆さんに若い人が多くて、
質問が活発に飛び出し、
メンバーの皆さんが生み出す空気は素晴らしいものがありました。
「柳沢林業×道法スタイル」は、確実に林業界に革命を起こすでしょう。
大きな税金が投入されている様々な利権構造の中では
新しいことが認められていくのに大変なこともあるかもしれません。
健全経営には健全な技術が不可欠です。
これからも一緒に学び続けたいと思います。
松村暁生さんの投稿 2020年3月27日金曜日
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