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もみ殻の山 (9月22日)

農場の日々の日記  

9月14日から地元のライスセンターからりんご畑横の空き地へ、

もみ殻を運び始めて丁度1週間。2tダンプカーで約35台ほど。

おぐらやま農場ではりんご箱の緩衝材としてこれからの季節に大活躍のもみ殻。

可能な限り石油製品でないものを使いたいという考えで、就農当初から20年ずっと続けています。

お年寄りの方に聞くと、昔は木で作ったりんご箱が主流で、もみ殻に詰めて運ぶのが当たり前だったそうです。

自分の子ども時代にそんな光景があったかどうか覚えがないので、

ギリギリ姿を消したくらいだったのかな?

今ではプラスチックパックなどが普通になり、

ダンボール箱を開けた時まさかのもみ殻梱包で初めてのお客さんはビックリされることが多いそうです。

都会の方からゴミ捨てに困りますとご意見いただいたこともありまして、

フルーツキャップで対応することもあるのですが、

基本的には今のもみ殻梱包のスタイルを続けて行けたらいいなと考えています。

また、雨に濡れてしまったもみ殻を袋に詰めると、袋の中でだんだん発酵を始めてしまい、

キノコっぽい香りがして緩衝材として使いにくくなるので、

晴れ間のうちに袋詰めして雨に当たらない場所に保管します。

循環できるものを作り、上手に使い、次に繋いでいくこと。

一番安心して心晴れやかに暮らすコツのように思います。

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おぐらやま農場 松村暁生

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