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天然農薬作り キクイモ薬草液編 (10月14日)

アブラムシ・ダニ・蛾の幼虫類など果樹園で問題になる虫害対策。

現状では化学農薬のお世話になりつつも、

少しでも自給して使える天然農薬はないだろうか。

殺虫や忌避効果のある植物で、

キクイモの煮汁を作って試してみた人が韓国におられて、

これは使えるという結果が出ているそうです。

(JADAM天然農薬研究所)

今日は津村さんのキクイモ畑でお世話になり、茎と葉を刈り取り、

地中の芋を掘り、全部刻んで漉し袋へ入れて、

ドラム缶の中でグツグツと煮ていました。

実際にやってみると、確かに独特の香りがあり、虫が寄り付きたくなさそうな雰囲気。

かと言って人間が鼻を摘んでしまうような香りでもなく。

因みに、私の母方曽祖父は戦前から静岡の街中で薬屋を営み、

私財を投じて静岡薬学専門学校

(現在の静岡県立大学薬学部)の設立に参画された一人なんだそうで。

そんな時代から100年近くも後に、農家の傍ら、

夜な夜な火を焚いて薬草液作りなどしている曾孫の姿を、

かの空の上から見てくれているでしょうか。

りんごや桃など落葉果樹の栽培は様々な作物の中でも

一番沢山の殺虫剤・殺菌剤などの化学農薬が常用されている分野ですが、

道法スタイル無肥料栽培との出会いからおぐらやま農場の果樹園は大きな変化を遂げ、

今度はそれを伝える役割を志しての活動が始まっています。

そして天からは次のチャレンジ課題がまたまた現れて来たのです。

「天然農薬作り」の章も、皆さんどうぞ見守り下さい。

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