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ポポーの木を植えました(3月28日) 

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昨年10月に初めて美味しいポポーを食べました。

道法スタイルでご縁をいただいた北杜市の藤本さんの果樹園にはポポーの木がたくさんあるのです。

以前一度だけ、地元の方からいただきもので食べた時は正直そんなに魅力的ではなかった。

どうしてもこれをまた食べたいとは思わなかったのですが、

藤本さんのポポーは、バナナとプリンをかけ合わせたような華やかさと、

野趣溢れる生命力をミックスしたような、不思議な魅力がありました。

こんな時代ですからネットで少し調べてみると、

美味しい系統が栽培種として出回っているのですが、

次々と蘖(ひこばえ)を出して芽が出てくるので、

それを植え替えて育てると、台木種の実を食べることになってしまいます。

また、果実の中のタネを蒔いて実生で育てても優良種の遺伝子が変化しているので思ったようなものが育たない。

ポポーがそんなに美味しくないというパターンのほとんどはこのどちらかに当てはまるのだそうです。

もちろん台木の上から、また実生苗を台木にして、食味優良の栽培種を接木してやれば、美味しいものが収穫できます。

今回は藤本さん果樹園から間引きするものを3本分けてもらい、

おぐらやま農場のブルーベリー畑の横へ植え替えしました。

2〜3年かけたらだんだん皆さんにもお裾分けできるぐらいになると思います。

ポポーは病虫害に対してすこぶる頑強で、

農薬散布もほぼ必要なく作れると聞いてますのでその点は安心ですが、

よく熟してからの日持ちが短いので、一般流通に乗せての販売が難しく、

街の店頭で姿を見ることがないのもその理由だと思います。

収穫してすぐに発送する産直方式のおぐらやま農場であれば、合っているように思いますし、

無施肥無農薬の美味しい果物が届けられるのなら、是非チャレンジしてみたいと思います。

藤本さんのご好意でひこばえも15本ほど分けてもらいましたので、

植木鉢に植え直して接木し、苗木養成してからまた植えてみようと思います。

今回は北杜市から安曇野まで車で1時間15分ほどの距離でしたが、

車に乗せる時に根が乾かないよう、ビショビショに濡らした古布団で包んで移動しましたが、

これがなかなか具合が良かったと思います。

1〜2年生苗木で有れば大きなポリ袋やマタイ袋など使い、

中に湿らせたチップなどで根を包んでやることが多いのですが、

今回は根回りサイズが大きいので、濡れ布団で周囲を包み、隙間にもぎゅうぎゅう突っ込んでやりました。

 

バケツ何杯も水をかけたので、ポタポタと水滴を落としながらの帰路になりましたが、

翌朝植える直前まで根を濡らした状態に保つことに成功です。

無事に根付いてくれますように。

藤本さん、ジョニーさん、いつもありがとうございます。お世話になりました!

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おぐらやま農場 松村暁生

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