さあ、新学期!大人もワクワクしよう!120歳まで健康に生きる道 ~98~
先月号では、新倉庫が完成し「安曇野道法スタイル勉強会」を倉庫2階のセミナールームで行えそうというお話をしましたが、
無事に「今年度初の安曇野道法スタイル勉強会」が新倉庫で行われました。
参加した方は30代~70代までの方でしたが、今年度の第1回は「無肥料栽培」についてでした。
「なぜ無肥料栽培なのか?」ということについて、あれこれと学んでいく回でした。
勉強会が終わったあと70代の女性の方が
「こんな農場があること、そしてこんな勉強会が行われていることは未来への光です。」とみんなの中で感想を述べてくれました。
その方の背景をお聞きしていて、そんな言葉を聞けたことになんだか心がポッとあたたかくなり、不思議な気持ちになりました。
なんでもお父様がずっと農業をされていたようなのですが、
数年前に亡くなられそのあとに残された梨畑の梨の木を切るに切れなくて、
退職後自分で続けてきたそうです。
農薬を減らし、何とかやってきたのですが、
うまくいくところもあればうまくいかないこともある。
その最後のパーツが見えてこなかったとのこと。
そんな時ある本を読んでいたら「垂直仕立て栽培」ということを知り、
今回の勉強会を知り、とてもワクワクして来られたとおっしゃっていました。
その方のお話を聞く中で、農業という仕事はこれまでにもたくさんのご先祖さまたちが誰かの
「食のために野菜や果物を育て」農業という仕事をしてきたんだなと、
これまでの時代を想い感動してしまいました。
ずっと誰かが、誰かのために「食」を支えてきたひとがいて、
私たち人類がここまで「命」を繋いできたんだなと。
そして私もそんな中の本当に小さな、小さな一部ですがそんなことを仕事にし、
誰かの「食」や「命」を支える人になっているんだなと。
(もちろん毎日の暮らしの中では支えられているほうが圧倒的に多いですが。)
毎年、毎年季節は繰り返され、
春は桜、桃、梨、りんごとそれまでの冬の風景から一変して「春爛漫」という言葉がふさわしい花盛りの日々が続きます。
(これを書いている4月1日は起きたら雪が積もっていましたが。。。)季節の繰り返しの中で、そして「命」の循環の中で迎える春です。
昨年は遅霜の影響で不作を通りこして凶作と呼ばれるほどの年でしたが、
今年は大豊作になってまた皆様に美味しい「ブルーベリー」や「桃」「梨」「りんご」などお届けできればいいなと思ってます!
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