桃園にて桃園結義 4月13日
桃の花がそろそろ満開です。
ここ数日それほど気温が上がりませんでしたから、
ややブレーキかかってくれた気がします。
それでも例年より10日以上早いです。
子どもの頃、横山光輝さんの漫画で読んだ三国志。
蜀の国を起こすことになる劉備と、
意気投合した関羽、張飛が、義兄弟の契りを満開の桃花の下で交わす。
桃園の誓いという有名なシーン。
「我ら三人、生まれし日、時は違えども兄弟の契りを結びしからは、
心を同じくして助け合い、困窮する者たちを救わん。
上は国家に報い、下は民を安んずることを誓う。
同年同月同日に生まれることを得ずとも、
同年同月同日に死せん事を願わん。」
カッコいい。シビれます。
もっともこれは史実でなく、
のちに挿話として作られたものだと言われていますが、
こんなことを誓い合う仲間がいたら、
人生は楽しさ100倍。
桃の花園にて誓いを立て、ゆくゆく大事を成就すべし。
無肥料栽培、自然栽培が、日本農業の基準になるその日まで、
我ら取り組む場所や作目は違えども、
心を同じくして助け合い、
心身病む人を救う作物、万人が安心して暮らせる日々の糧を世に届け、
この国の自然・生命を回復する営農を打ち立てん事を誓う。
是、憧れにあらず。
同じ時代にまことの農を志す我らが、
未来から託された本業なり。
勝手に、桃園の誓い、叫んでみました。
アキオ君また一人で盛り上がってるゾと言われるでしょうが、
満開の桃園にはそれを言わせてくれるロマンが充ち満ちています。
こんな桃園結義にのってくれる人がいたら嬉しいです。
先週は何度か氷点下の朝がありました。
土曜の朝は-4度まで下がったので、
梨の花は凍霜害の影響が出てきています。
もう少し経ってみないと全貌は見えてきませんが、
この後、順調に受粉が進みますように。
<暁生>
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