炭素循環農法 もみがら集め 2017.9.30
農場主アキオです。
今年も2トンダンプの荷台にもみ殻運び用の枠を取り付けて
ライスセンターのもみ殻タンクと畑のもみ殻置き場を往復して
います。運搬予定およそ80台分の9割は運び終えました。
まずは、りんご箱にもみ殻を詰めて緩衝材としているので雨に
あてないうちにお米用の紙袋に詰めて保管する分。これも
500袋以上は必要ですのでお天気の良い日を狙ってみ
んなで一斉に作ります。
そして大部分は果樹園・野菜畑で抑草有機マルチ資材として
使われ、最後は炭素分が土中微生物に取り込まれて自然
循環が回っていきます。
またキノコ廃菌床と混ぜて2年ほど寝かしたもみ殻は分解が
進み、育苗培土としても活躍しています。しっかりした強度のあ
る細胞構成のもとになるケイ素分が、もみ殻にはふんだんに含
まれています。
集めに回るライスセンターは現在、JAさんが1か所、個人農
家さんが1か所、地域の営農組合さんが1か所。写真はJA
さんのライスセンターですが、ここが一番排出量が多くモタモタして
いると籾摺りの機械がストップしてしまい、ライスセンター業務に支
障をきたすので、今年は他の仕事との兼ね合いで日中に運べな
いときは徹夜で運び続けた時もありました。
ライスセンターの方もどんどん運び込まれる籾トラックのピーク時は
夜を徹してやっているのですから、待ったなしの農繁期なのです。
安曇野は米どころ。広大な田んぼのあちこちで、黄金の稲穂がコ
ンバインで次々と刈り取られ、茶色いわらが落とされた田んぼの
風景に様変わりしていく中で、自分も稲刈りを一緒に進めている
一員になったような、ダンプカーを運転しながらちょっといい気にな
っています。
https://ogurayamafarm.com/2017-12-01-693
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