笑い、笑い、笑い、そして笑う 120歳まで健康に生きる道49
つい先日まで、マレーシアの農業大学からやってきた研修生が6人、3ヶ月間農場の手伝いをしながら研修をしていたのですが、彼女たちと面白い話をしました。彼女たちはイスラム教徒なので1日に5回のお祈りをします。
はじめは、そんな1日に5回もお祈りしなければならないなんてめんどくさいだろうなって思っていたんです。だけど、彼女たちの話を聞いたり、行いをみているうちに、「これってすごいことじゃないか」と考えが変わってきました。お祈りを見させてもらったのですがお祈りをしているうちにどんどんとその場の空気が穏やかになってくるのがわかります。
お祈りはヨガのポーズの意味もあるらしく、頭を地面につけることによって足の方に下がっている血流を頭の方に戻す意味もあるそうです。宗教の関係もあると思いますが、マレーシア(イスラム教)では自殺をする人がとても少ないそうです。1日に5回お祈りしているとその時間で心も体も整ってくる、そんな役割があるようです。
今までに14人受け入れをしてきましたが、みんなとても穏やかな学生ばかりです。1日に5回も、言ってみれば、瞑想の時間とヨガの時間、そして良い言霊に触れる時間をとり、自分たちの生き方の原点にその都度立ち返られるいい時間なんだろうなって感じました。
彼女たちのように1日に5回のお祈りはできないけど、何か習慣的にプチ瞑想時間、プチ呼吸法時間、プチヨガ時間、プチ良い言葉に触れる時間を習慣化できないかとちょっと試しはじめてみました。仕事をはじめる前にゆっくり呼吸しながら3分の瞑想をしてみるなど。
話は変わりますが、ある本に「子どもは1日におよそ400回笑う。大人が笑う回数は1日に平均13回」と書いてありました。驚きですよね!!大人になるとそんなに楽しいことがないのか?!と驚いてしまう数字です。
この3ヶ月は、本当によく笑いました。何かしてもケラケラ、ケラケラ、冗談を言ってはケラケラ、ケラケラ。笑っていると何でも楽しくなってきてしまいます。
彼女たちは、うちの農場に来てから体調がよかったらしく、「いつもだったらマレーシアで熱を出したり、風邪を引いてしまうけど、この3ヶ月間一回も風邪を引かなかった。
毎日おいしい野菜と果物を食べて体を動かしていたからだ。」って言ってくれたのですが、食生活の改善はもちろんあると思いますが、これだけ毎日良く笑っていたら、免疫力もあがるだろうなって思ったのです。たくさん笑いのある生活はそれだけで楽しいですしね!
(2017年8月号ニュースレターより)
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