ブルーベリー狩り 安曇野 背景を知ると10倍楽しめます!!
この4月に入ってから、自宅から徒歩3分の場所にあるブルーベリー畑を今年から世話してくれないかという話が来ました。
広さ約4反歩。3分の1くらいは空いていますが結構広いです。しかも植えて10年ほど経っており、木の大きさもそれなりになっています。鳥よけのための支柱や網など、販売シーズンに使っていた小屋や屋外トイレなどもそのまま使ってくれてよいという話です。
これは一体どういうことなんでしょうか? 木を植えてくれて育ててくれて、いよいよ本格稼働という畑を、さああなた使いなさいって、神様は時々思い出したようにびっくりするようなプレゼントを持ってきてくれます。
Contents
19年前にあったお話
19年前に就職した安曇野の牧場のすぐそばに、私の父親をよく知っている果樹農家のミサワさんが住んでいました。引っ越して来た当時そのことを僕は全く知らなかったのですが、ミサワさんが果樹農家としての後ろ楯になってくれて、おぐらやま農場を始めることができました。
14年前にあったお話
14年前に今私たちが住んでいる場所を買わないかと、松村を指名してくれた人がいました。家と農地合わせて500万円の物件です。貯金もないし銀行からも融資が出ず、途方にくれていた私たちに、今は使ってない500万があるから使いなさいと封筒に入れて持ってきてくれた人がいました。その方に7年かけて返済したのですが利子を1円も取らない方でした。
12年前にあったお話
12年前に農業倉庫を建てることができました。この時はりんご栽培を教わっていたオオクラさんが古い家を壊して新築する時で、まだまだ使える古材関係をそっくりいただくことができたのです。私の弟は古民家再生の工務店での修行を終えて独立しておりましたので、彼に相談し、設計士さんも大工さんもちょっと考えられない価格で工事を請けてくれ、土壁塗りワークショップでは信じられないほどの人数が集まってくれて倉庫があれよあれよと完成しました。
いつも絶妙なタイミングで
もともと所有農地ゼロから始めている私たちに、果樹園や畑を使わないかと声をかけてもらえる人がいることは本当に有難いことです。話があるのはいつもその時の私たちに絶妙なタイミングで、しかもちょっと広めの畑が目の前に現れるので、それを活用して営農していく方策を考えながらの18年で、いつの間にか経営面積が5町近くになっています。
ブルーベリー畑は摘み取り農園として
ブルーベリー畑は摘み取りのお客さまに来てもらう方式(英語でユーピックファーム You pick farm というそうです)を中心に運営できたらと考えておりますが、相当の人数に摘み取りしてもらっても簡単には無くならないでしょう。安曇野地球宿さんのブルーベリー畑もすぐ近くですし、三郷小倉を摘み取り農園のメッカ目指してやってみる価値がありそうですね。
そういう訳で、大慌てでマレーシアからの農業研修生と共に剪定作業に取り掛かりました。4月14日の道法スタイル学習会でも実習課題として皆さんに提供したいと思いますので、植物ホルモンを活かす剪定の勘所を身に付けるための練習台にしてもらえればいいのではと考えております。
道法スタイルの剪定は、基本が身につけばどんな果樹に対しても応用の効く方法です。松村もできる限りのアドバイスさせていただきますので、ご希望の方は剪定鋏・のこぎり持参でおいで下さいませ。
おぐらやま農場のブルーベリー園は無施肥、無農薬栽培をしていますので、お子様が
パクリと食べても安心・安全です。
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