一般常識から見るとありえない剪定ですが、、、これでいいんです。
早春の 梨畑にも おぼろ月
暮れなずむ空 芽吹きも近し
梨の剪定に目処がつきました。道法スタイルの剪定をして一番訝しがられるのが梨畑かも知れません。当初は松村は梨の世話はもう諦めたのかと思う人も居たと思います。
剪定を終えても立ち枝が沢山残っているので、一般常識からみると剪定をしたように見えないのです。
それでもしぶとくやり続けてきたので、こういう剪定なんだと周囲の方々の中には理解していただける方もでてきました。。
常に若い元気のいい枝で結果母枝を作っていくために、3〜4年実をつけて太くなりすぎた枝を更新しながら、立ち枝を揃えていくのですが、このやり方に変えて3年目の今回が一番納得のいく剪定になったような気がしています。
元々元気のいい豊水と、早生種らしく勢いの弱い幸水では同じ無施肥管理でも、枝の伸び方広がり方がずいぶん違います。その辺りの勘どころも分かってきて、樹がのびのび枝を伸ばして喜んでいる様子がハッキリと感じられるようになったのは今年の剪定からだと思います。
樹が喜んでいる実感が掴めてきたら畑仕事の楽しさは別次元です。気が付いたら夕暮れでおぼろ月がでていました。もうすぐ満月ですね。(アキオ)
マツムラは道法スタイル道案内人の第1号として切り上げ剪定の学習会を開いています。
お近くのかたは、ぜひ参加してみてくださいね。
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