お腹をすかせる効用 120歳まで健康に生きる道47
今年の梅雨は晴天続きですね。(笑)梅雨なのに毎日青空が広がっていて、気持ちがいいです。
今月もマレーシアの農業大学から研修に学生がやってきています。彼らはイスラム教徒なので、今は「ラマダン」の真っ最中です。何度かこのコーナーでも彼らのことについて書かせていただきましたが、とても穏やかで素敵な考えの持ち主たちです。今までは「ラマダン」というものについてもあまり知りませんでしたが、「ラマダン」というのは、いわゆる「朝、日が昇ってから日が沈むまでは何も飲まないし、何も食べない」という断食期間です。6月に1ヶ月間ほどあります。今はそんな期間なので、彼らは食事を夜中の2時や3時頃にとり、日中は水も飲まないし、食事も摂りません。
だけど、彼らはこの期間をとてもハッピーに捉えています。この期間が楽しみでもあるようです。
「どうしてラマダンが楽しみなの?どんな意味があってそういうことするの?」という私の問いに、こう答えてくれます。ラマダン中は、いろいろな意味があるけれど、普段食事や水を当たり前のようにとっているけれど、それがどれほど大切なことで、感謝するべきことなのか体でわかるんだ。ということだったり、貧しい国で水も食事もとれない人たちのことを知る機会であったり、マレーシアでは自分たちが抜いた分の食事を他の人に分け与える場所もあるとか。他にも自己コントロールをできる機会でもあるとも言っていました。
確かに彼らは、すぐに怒ったりしないしとても穏やかな感じがします。昨年のラマダンの期間は「がんばってね!」という感じで見守っていましたが、今年は私達夫婦も形は違いますがこの期間少しだけプチ断食に挑戦です。ラマダン期間中は、朝・昼は「グリーンスムージー」だけ。夜のみの食事としました。私はかなりゆるくやっていますが…
約2週間経ちましたが、調子がいいです!!わかってはいたけど、やっぱり今まで食べ過ぎていたんだろうなって。体も軽くなってきました。便通もいいです。お腹の空いている状況を彼らと少しだけ分かち合い。なんでも自分でもやってみて体験してみると違いますね!
(2017年6月号ニュースレターより)
便通の良さは、食物繊維もしっかりとりたいですね!
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