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田を植えて われ農民と 山見上げ 6月8日

たった1反歩ではありますが、自給用の飯米確保のために、
家の近くに田んぼを借りて作っています。

昨年は新型コロナ情勢でウーファーさんの応援が見込めなかった為に、
果樹園の仕事もあるし、
中途半端になってしまったらまともに収穫できないしなあと.

1年お休みすることにしたのですが、
その事に何とも言えない恥ずかしさを引きずっていました。

自分の食い扶持を作るくらいのこと、
ウーファーさんがどうとか言ってないで、
耕す田んぼが目の前にあるのになんだかなあと、
空の上から誰かに囁かれたような恥ずかしさです。

そんな、誰に対しての申し訳なさなのか判然としない忸怩たる思いを、
今日はようやく晴らせる日になりました。

もっとも我らの早苗は、北小倉の津村さんが世話をしてくれているもので、
手押し田植え機も津村さんから借りて、
使い方もレクチャー受けてと、
すっかりお膳立てしてもらってのこと。

津村さんが十数年前から一貫してやり続けていることは、
みんなで食べものを自給できるようになろう。

小倉の山里の使われなくなっている田んぼや耕作放棄の畑を生かそう。

自給用の田んぼや畑をやってみたいという人がいたら何を置いても応援してくれる人です。

関わり方に浅い深いの違いはあっても、
農民の端くれに居並ぶ人を一人でも育てようとする思いが、
私を含めてこの地に移住してきた新参ものでも、
田畑を耕作できるようになっているのは、津村さんの応援あってこそ。

僕自身も農業経営者で終わるのか、
この地に根を張る一農民になりきれるのかを思うのです。

家族の年中行事として、一人一人のライフスタイルとして、
暮らしの中にコメ作りが当たり前にあるという、
日本農民が享受できる米作りの醍醐味。

何年やっても苗が真っ直ぐに植わらないのが情けないんだけれど。

<暁生>

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