ベーシックインカムとは?日本での財源、日本での実現は?
我が家には3人の子どもがいます。長男は高校2年生、長女が中学2年、次男が小4になりました。
高校2年ぐらいになると、学校では進路希望調査や偏差値に照らしての進学希望大学への可否判定、学校
と親と本人の3者面談などいろいろがあって、彼もあと1年半後に迫った高校卒業のあとについて、あれこれと
考えているようです。(今のところは経営者になりたいので、経営学部に進みたいと。)
彼の将来の為、大学で学ぶ必要があるなら私も親の端くれ、物心両面で応援していかねばと思いますが、学歴ある方が有利だからとかいい会社に入らないと社会を渡るのは厳しいとかの発想はありません。
何せ私自身が大学はおろか高校もろくに行ってない無学歴ですので、そもそも大学というものをよく知らないのだと思います。
子ども達それぞれが然るべきときに家庭の寝枠を離れて、社会の中へ飛び立つ日がもう間近になってくることを思う時、どんな社会を子どもたちに残していきたいか、その中で私が今一番勉強したいと思っているのは「ベーシックインカム」と呼ばれる基礎所得保障制度です。
紹介してあるパンフレットは先日の沖縄の知事選挙で経済施策である「純正ベーシックインカム(UBI)の
実現」を公約として立候補した渡口初美氏を支援した市民プロジェクト、UBI3000・OKINAWA/JAPAN が制作した
ものの抜粋です。
「毎月県民全員に30万円の UBI と、その財源として消費税30%」という、初めて聞くとびっくりするような政策ですが、話を聞けば聞くほど、このプロジェクトが見据えている近未来社会の姿の魅力にはまってしまったと言っていいでしょう。
知事選挙では泡沫候補扱いで主役になることはできませんでしたが、これからの社会を想像する力が、これからの社会を実現するのですから、ジョン・レノンのイマジンを思い出してこれまでと違う頭の使い方をしてみたいのです。子ども達に伝えたいことがこの中にものすごくたくさんあると思いませんか。ベー
シックインカムについて、次号も続けたいと思います。念のため一言、共産主義とは全く違います。
(おぐらやま農場ニュースレター2018年11月号より 松村暁生・著)
この記事をSNSでシェア